昨年の夏、日本中を大フィーバーの渦に巻き込んだ吉田輝星投手。
日本ハムファイターズの一員となった彼は、先日の一軍初登板で5回1失点の快投を見せて見事勝利投手になりました。
そんな彼が、本日6/23に対中日ドラゴンズ戦で一軍で2度目の先発マウンドに上がります。
実は私、吉田投手が甲子園で大フィーバーを巻き起こす前から彼に注目していて、職場の野球ファンのおじさん方に吉田投手の素晴らしさを説きまくっていました。そのため、非常に思い入れのある投手でもあるのです。
しかし、中日ドラゴンズの大ファンの私としては、今回の吉田投手との対決は少し複雑な感情が芽生えています。
そこで今回の記事は、吉田投手の前回の登板を振り返りながら、中日打線がどのように吉田投手を攻略していけばよいのか、というのを考えていきたいと思います。
前回登板の振り返り
吉田投手の代名詞とも言うべきはストレート。前回の登板では全投球の8割がストレートでしたが、その中にも「ホップするような綺麗なストレート」と「ナチュラルに横滑りするストレート」の2つが含まれていたようです。
本人曰く、「ナチュラルに横滑りするストレート」は意図せず投げているという事ですが、裏を返せばキャッチャーは8割も「ホップするような綺麗なストレート」を要求していたという事になるので、そのボールの威力を示すのには充分なデータだと思います。
また「意図せず投げている」という事も非常に厄介で、打者としては球種が読みづらいことこの上ないはずです。
また、対戦したカープの選手たちが口をそろえるのは、吉田投手のマウンドでのルーキー離れしたたたずまいです。セットでボールを長く持ってみたり打者のタイミングを崩すようなアプローチは、高卒ルーキーとは思えないものでした。
吉田投手の攻略法は?
そんなスーパールーキー吉田投手をどのように攻略すれば良いのか。
まずは立ち上がりについて、前回登板では、1回に2つの四球を与えて満塁のピンチを作ってしまい、2回は連打で1点を失っていました。
中日打線としては、まず序盤に吉田投手のリズムを崩して彼の思い通りの投球をさせない事が大事だと考えています。
そこでキーマンとなるのが大島選手。大島選手はボールをバットにミートする技術に長けており、ストライクゾーンのボールの空振り率はわずか3.6%、これはプロ野球全体で見ても優秀な数字です。(ソースはデータで楽しむプロ野球様)
厄介なストレートをカットしつつ、塁上にランナーを貯めて一気に得点、というパターンが序盤にできれば、試合を優位に進める事ができるはずです。
実はもう1人、注目をしている選手がおりまして、それが藤井選手。
彼の打撃成績を見てみると、今シーズン放った12本のヒットのうち、9本がストレートを打ったもの(こちらもソースはデータで楽しむプロ野球様)という、もはやストレート以外は打てない選手なのです。(失礼すぎる)
残念ながらスタメンの名に連ねる事はできませんでしたが、ここぞというときの代打で本領を発揮して欲しいです。
最後に
高卒ルーキーとしては非凡な才能を発揮する吉田投手。
個人的には先発よりもセットアッパーを任せたほうが良い気がしているのですが、まずは様々なポジションを任せてみて適正を判断して欲しいですね。
ダゾーンでは本日も生中継を行うようです。
下にリンクを貼っておりますので、気になった方は是非チェック!!
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