2018年9月23日 DESTRUCTION in KOBE @神戸ワールド記念ホール
様々なレスラーの思いが交錯する中、一際その去就が注目される選手がいました。
その選手はYOSHI-HASHI…!
出典:新日本プロレスHP
DESTRUCTIONで起こってしまった大ハプニングについて言及する前に
YOSHI-HASHIが置かれていた状況を改めて振り返りましょう。
(前置き不要な方は「結局なにがしたかったの?YOSHI-HASHIさん?」からどうぞ)
これまでのYOSHI-HASHIさん
2012年に凱旋帰国したYOSHI-HASHI、
凱旋マッチで対戦したオカダとはその後対照的な道を辿る事になる。。
オカダの活躍は言うまでもなく、いまや新日本プロレスを背負う大スター。
一方YOSHI-HASHIはというと、何度かチャンスは与えられるものの
いまいちパッとしない、弾けない、説得力に乏しいレスラーとのレッテルを貼られてしまうのでした。
そして迎えた今年のG1クライマックス
G1にエントリーされたYOSHI-HASHIに対して
エントリー漏れしたタイチが噛み付き、ファンを巻き込む大論争が勃発。
笑ってやるよ
— タイチ (@taichi0319) 2018年6月17日
バカバカし過ぎて
逆にかわいそうだろ
そのせいでヤツがめちゃめちゃ悪く言われて
世紀の大誤審、って感じだな
結局、YOSHI-HASHIはG1に出場できましたが
結果は3勝6敗(うち1勝はファレ戦での反則勝ち)というイマイチな成績。
更にはG1後、大論争を巻き起こした張本人であるタイチに敗北。。
G1を経てYOSHI-HASHIの株はストップ安となるのでした。。
YOSHI-HASHIに灯した一筋の光
ただ、G1ではYOSHI-HASHIにとっての転機となりそうな出来事もありました。
手を差し伸べたのは棚橋弘至!!
棚橋弘至「YOSHI-HASHI、変わるのは一瞬なんだろ? いつだよ? それを俺に教えてよ……」
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2018年7月29日
7.28『G1』愛知大会を新日本プロレスのスマホサイトで詳報アップ!https://t.co/YiMfNRLmeP#njpw #g128 pic.twitter.com/rpXD2ERm1J
さらにはオカダに対し、権利書争奪戦の戦利品としてYOSHI-HASHIを要求…!
棚橋「ふと思ったんですけど、もちろん権利証を懸けての闘いですよ。権利証を懸けての闘い、リスクはデカイじゃないですか。オカダもなんか懸けろよ。オカダは……YOSHI-HASHI懸けろよ」
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2018年9月12日
☆新日本プロレスのスマホサイトで詳報アップ!https://t.co/ToZGfSiQK4#njpw #njdest pic.twitter.com/SFz3M6nFtD
棚橋からの熱烈ラブコールを受ける中、
ケイオスで起こるYOSHI-HASHIへの晩夏の大誤爆祭り。。
YOSHI-HASHIを取り巻く人間関係が大いに揺れ動く中、あの日を迎えるのでした。。
そして迎えた9.23
メインイベントの第9試合、大熱戦の末、勝利をもぎ取ったのは棚橋!!
しかし、勝利の余韻やYOSHI-HASHIの去就を考える暇もなく現れたのは
なんとジェイ・ホワイト…!
avalanche-frankensteiner.hatenablog.com
誰もがあっけに取られる中、待ちに待ったあの男が現れます!
YOSHI-HASHI!!…あれ?
今日のYOSHI-HASHI 盛大なズッコケの瞬間#新日本プロレスワールド で視聴してて、いきなり流血してて頭の中は混乱しCHAOSだったが
— ドミー (@DOMMY_RECORD) 2018年9月23日
この後、#ジェイホワイト が上手く後処理?して場外へ転落
その後は配信中全く映らず、実況さんや #真壁刀義 さんら全くヨシハシについて触れず😅#ヨシハシ #njpw pic.twitter.com/i2bH99Tkfp
なんとかYOSHI-HASHIはリングに上ってくるも、既に額からは流血、観客は唖然。
ジェイからオカダを救出する(したように見える)もジェイの攻撃でリングアウト。
伝えられるところによると、号泣しながら会場を去っていったようです。。
結局なにがしたかったの?YOSHI-HASHIさん?
当時を振り返るとYOSHI-HASHIが飛び出してくる理由はいくつかありました。
①襲撃されているオカダを助ける
②ラブコールを送ってくれた棚橋を救出する
③まさかまさか、ジェイと結託している…!
もし③だとしたら、花道で転ぶほどのダッシュをするとは考えにくいです。
(早歩き程度のスピードでゆったりリングインするのではないでしょうか)
そうすると考えられるのは①か②。
ただ、YOSHI-HASHIにあの場でどのような役割が与えられていたのかは結局謎のままです。。
ここからは当方の妄想になりますが、YOSHI-HASHIはある程度、自分の役割はこなしたのではないでしょうか。
本来の流れでは、、
颯爽とリングイン
↓
ジェイに打撃を加えてひるませる
↓
オカダ&棚橋の両名の具合を確認
↓
具合を確認している隙にイスを持ったジェイが背後に迫る
↓
振り向いたYOSHI-HASHIの顔面をジェイがイスで殴打
↓
YOSHI-HASHIはたまらず場外へエスケープ
↓
ジェイがYOSHI-HASHIに駆け寄り、額から吹き出る血を自分の顔に塗りつける
↓
外道もリングイン、オカダをイスで殴打してバッドエンド。。
これならスッキリしませんか?
「Give me a chair!」からジェイがYOSHI-HASHIをイスで殴打するのも自然ですし
YOSHI-HASHIの血を自分に塗るのも規定路線であれば納得です。
(もしあれがアドリブだとすればジェイのプロレス脳はかなりのもの…!)
今後どうなる…?
新日本プロレスという会社からの視点でいくと、
当方の妄想が当たっているにせよ外れているにせよ、
YOSHI-HASHIには大役は任せられないというレッテルが貼られてしまった事でしょう。
思い起こせば危ない場面は今までもいくつかありましたよね?
NGが許されない場面で、重要な役割を任せるのにはかなり不安です。。
ただ見逃せない点も。。
G1エントリーの大論争や今回のハプニングで改めて証明されたのは
YOSHI-HASHIは天性の愛されキャラという事です。
今回のハプニングについても、SNSにはYOSHI-HASHIを擁護する言葉が並び
G1振り返り動画では、YOSHI-HASHIを応援する女性が涙ながらに語る姿が非常に印象的でした。
悪い意味で注目されてしまったYOSHI-HASHI、ただこの注目を逃す手はありません。
新日本プロレスとしては新たな一手を打ってくるでしょう。
その一番手っ取り早いのが環境を変えてあげる事ではないでしょうか。
そこで考えられるのは、YOSHI-HASHIベビーターン…!
もともと天然の癒し系として知られていたYOSHI-HASHI。
癒されるぜ pic.twitter.com/l4gB5NZoH2
— YOSHI-HASHI (@YOSHIHASHICHAOS) 2017年11月27日
ヒールを演じるために、どこか無理をしている部分があったのかもしれません。
それが極度のプレッシャーを与えていたのだとしたら、
素に近いYOSHI-HASHIを出してあげる事でなにかが変わるきっかけを与えてあげることができるでしょう。
ピュアなYOSHI-HASHIが誠実に努力を重ねて、コツコツと良い試合をこなし、
NAVER辺りのベルト(NAVERに失礼)を巻く事ができたとすれば。。
多くのプロレスファンの心をぐっとつかむことができるはずです。
まとめ
今回のハプニングでYOSHI-HASHIのハートが砕けてしまったかどうかはわかりませんが、まずはしっかり反省すべきかと思います。
物事が変わるのは一瞬かもしれませんが、その一瞬を掴む為には並外れた努力が必要です。
今回のハプニングで、その一瞬を逃してしまったようにも見えるYOSHI-HASHI、
次の一瞬がいつ訪れるかはわかりませんが、もしそれを掴むまで努力できたとすれば、YOSHI-HASHIはレスラーとして一段上のステージに行けることでしょう。
ご覧頂き有難う御座いました。