恐らく皆さんも既にご覧になられているであろう、東京ドーム二夜明け会見。
既に他のブログでもこの話題について取り上げられているようですが、、、
2人のレスラーの去就についてアナウンスがありました。
飯塚、そしてKUSHIDA。
今回はこの2人と、去就がわかっていないあの人について綴っていきたいと思います。
この広い海の向こうに世界がある。
まずはKUSHIDAから。
彼については皆さんの方がよくご存知かと思います。インディー団体でデビューし、一歩一歩キャリアを積んで新日本プロレスに戦いの場を移し、そして今回、契約満了となりました。恐らく海外の団体を目指す事になるでしょう。
私は、レスラーKUSHIDAの魅力はさることながら、KUSHIDAの発信力に非常に魅力を感じていました。まずは日記、私なんか非にならないほど文章力、説得力があるんですよね。彼のプロレスに対する哲学や日々に感じたこと、日記を読むと1人の人間としてのKUSHIDAがわかるんですよね、そして気づいたら身近な存在になり自分を重ねて応援してしまう、それがKUSHIDAなのかなあと。
またプロレスに対する哲学について1つ印象に残っているコメントがありました。以下の「棚橋弘至のPodcast Off!!」で語られている「受けの美学」についての話です。(21分35秒あたりから)
「受けの美学」という当たり前のように語られている概念について問題提起、自らの意見を理路整然と述べられていました。
当たり前だと思っていることに疑問を持つって、大切だと思っていてもなかなかできない事ですよね。たとえば仕事、マニュアルが正しいと思い込んで機械的にこなしているのではなく、自分なりに工夫ができる点がないか、疑いながら仕事をした方がより良いものが生まれるはずなのです。それができるかできないかは心持ち次第、そんな事をKUSHIDAから学んだような気がします。
「この広い海の向こうに世界がある。」、KUSHIDAの日記のタイトル通り、海を越え、自分の目で世界を見てきてほしいと思います。
本当のプロフェッショナル
続いて飯塚について。
やはり彼の経歴についても皆さんのほうがご存知でしょう。Wiki等で調べていただくと詳しくわかるかと思います、若手の頃は正統派として活躍しながら今一歩結果が出ず、2008年に突如ヒール転向、ほとんど喋らず、入場時には観客席を徘徊し、マスクを外せば誰彼かまわず噛み付くという特異なキャラクターとなりました。
以前、後楽園ホールで試合を観戦した時の事です。私の席は飯塚の徘徊ルートの近くだったのですが、衝撃だったのが彼のビルドアップされた身体の迫力。その厚みは若手レスラーと全く遜色なく、52歳とは思えないほどでした。普段はリングに上がってもちゃんとしたプロレスをする機会が少ないながら、トレーニングの手を抜いていない事が伺え、なんとも不思議な気持ちになった事を覚えています。
巷では「リアルパパわる」なんて呼ばれたりもしているようですが、まさに飯塚は"プロフェッショナル"。内藤が、イッテンヨンのベストバウトに飯塚の試合を挙げている事からも、リスペクトが伺えます。
引退後はどのような道を選ぶかはわかりませんが、一プロレスファンとしては、今後も何らかの形でプロレスに関わっていて欲しいと思います。
2.21の引退記念大会、飯塚の口からどのような言葉が語られるのか、語られないのか、非常に楽しみです。
あの男の去就は…?
そして去就が不明なのが、元IWGP王者、ケニーオメガ。
東京ドーム二夜明け会見ではケニーについて触れられる事はなかったのですが、東スポからは「新日離脱を決意」なんて記事が公開されており、ファンの間では様々な憶測が飛び交っています。
東スポの記事で語られている内容については、真偽のほどはわかりませんが、ただ現在発表されている試合スケジュールにケニーの名前はありませんでした。KUSHIDAと同様に契約が1月末までと言う事であれば、このまま正式な挨拶もなく新日本プロレスを去ることになってしまうのか。日本を愛し、日本のファンに愛されたケニーですから、そんな事は考えたくないのですが、果たしてどうなることやら。
ケニーの盟友、The Eliteの面々が設立した新団体AEWのミーティングが現地時間の1/8 17時からあるようなので、なにかわかるかも…?(ただ、新日本プロレスと契約が1月いっぱい残っているようならこの場にも出られないのかな)
Who’s joining us Tuesday in Jacksonville? #AEW pic.twitter.com/And0bMIQXH
— All Elite Wrestling (@AEWrestling) 2019年1月7日
何はともあれ、新日本プロレスからの公式アナウンスを待ちたいと思います。
まとめ
思い返せば2018年、新日本プロレスには鷹木、石森という国内の他団体で活躍していたレスラーが移籍してきました。新日本プロレスファンとしては喜ばしい事でしたが、彼らが元々所属していた団体のファンの方々はどのような気持ちだったのでしょうか。やはり悲しかったのか、それとも快く送り出してくれたのだろうか。そんなモヤモヤした私の気持ちをハチミツ二郎さんのツイートが晴らしてくれました。
プロレスは言ってみればひとつの大きな丸い地球。遠くに離れて行ってもすぐに一周して再会することもあれば20年掛かって再会することもある。
— ハチミツ二郎 (@tokyodynamite) 2019年1月7日
ひとつの地球だと思えば 何処に行っても応援出来るでしょう。
なんて良い言葉なのでしょうか…!
今なんてインターネットという超便利なものが発達している故、応援しているレスラーがどこにいたって活躍はチェックする事ができますし、そこまで悲観するものではないのかもしれません。
いつか再会出来ることを願って、それぞれの活躍を陰ながら祈りたいと思います。
ご覧頂き有難う御座いました。
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