八村塁は指名される!?NBAドラフトを解説!

 

本バスケ界にとって歴史的な瞬間が近づいているのを、皆さんはご存知でしょうか。

 

アメリカのゴンザガ大学でエースとして活躍した八村塁選手が、日本時間21日に行われるアメリNBAのドラフトで上位指名される事が濃厚なのです。

www.asahi.com

 

今までNBAのコートに立った日本人は2人、そのいずれもがドラフト以外のルートでの入団でした。

スター選手の登竜門とも言うべきドラフトで指名されるというのは快挙と言っても過言ではありません。

 

そんなNBAドラフトですが、チームの戦力均衡を目的に非常に複雑なシステムが採用されております。

今回はその仕組みについて、皆さんにご紹介していきたいと思います。

 

※注意!

プロ野球的なドラフトをイメージしないこと!!

(選手の指名が被ったらクジ引き!的な)

全く別物になりますので。。

 

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ドラフトの仕組み

NBAには30チームがあり、それぞれ2回の指名権が与えられています。

つまり、1巡目2巡目合わせて60人の選手がドラフト指名される訳です。

 

指名方式は、基本的には完全ウェーバー制(シーズンの勝率下位から指名)なのですが、上位4位までの指名順は特殊な抽選方法で決められています。

 

抽選の対象となるのは、シーズンの勝率下位14チーム。

この14チームには、抽選のためのナンバーが配布されます。

 

そのナンバーというのが少し複雑で、「1から14の中から4つを選択したナンバー」が勝率に応じた数だけ与えられるのです。

 

皆さん組合せの計算って覚えてます…?

 

・計算式:14C4=(14x13x12x11)/(4x3x2x1)=1001

 

この1001個のナンバーから、1つを除いた1000個のナンバーが、抽選対象として各チームにランダムで配布されます。

 

ちなみに、勝率下位から順に、1位指名権を獲得できる確率は下記の通り。

 

チームA:14.0%
チームB:14.0%
チームC:14.0%
チームD:12.5%
チームE:10.5%
チームF:9.0%
チームG:7.5%
チームH:6.0%
チームI:4.5%
チームJ:3.0%
チームK:2.0%
チームL:1.5%
チームM:1.0%
チームN:0.5%

 

チームAなら140通りのナンバーが、チームDなら125通りのナンバーが、、というような感じですね。

 

指名順の抽選はドラフトの前に行われ、NBAの偉いおっさんが、ボールプールの中から1から14の数字が書かれたボールを4つ引き、その組合せナンバーを持っているチームから順番に指名権が与えられます。

 

これを1位から4位の分まで繰り返し、5位以降は抽選ではなく勝率の低いチームから順番に指名順が割り当てられます。

 

つまり、最も勝率が悪いチーム(上記表のチーム1)は、最低でも5位以上の指名権を持っているという事になります。

 

この抽選会は既に行われており、映像は下記の通り。

 

見事に1位指名権を獲得したのは、60通りの組み合わせしか割り振られていなかった、ニューオーリンズペリカンズ。

ドラフト1位では今年の目玉である、ザイオンウィリアムソン選手の獲得が予想されています。

 

どうなる八村!?

それでは、肝心の八村選手の指名順は何番になるのか…?

 

ドラフト当日は、上位指名候補が招待されるグリーンルームで指名を待つ事になっており、日本人初の1巡目指名はほぼ確実です。

 

各メディアでは模擬ドラフトが行われており、その多くで10位〜20位の間での指名が予想されていました。

 

直近ではホーネッツとウルブズが指名するという声が多く聞かれるようです。

news.yahoo.co.jp

 

どこのチームが指名するか、メディアでも意見が分かれている状況ですが、彼のプレーにフィットするチームと巡り会えると良いかなあと思っています。

 

まとめ

今回はNBAの超複雑なドラフトについてご紹介しました。

深掘りしていくと、まだまだ説明しなければいけないポイントがいくつもあります。

(アーリーエントリーとかタンキングとか契約金の話とか。。)

 

ひとまず今回はこの辺にして、またの機会にでも。 

ご覧頂き有難う御座いました。

 

 

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