両国大会を前にした10月8日の朝イチ、遅ればせながら棚橋主演で話題の「パパはわるものチャンピオン」を観てきました!
出典:パパはわるものチャンピオンHP
当方が鑑賞した映画館では、「パパわる」は朝イチのみの一回上映。
ただ120席程度のシアターが満席となっており、劇場は妙な熱気に包まれていました。
正直、当方はそこまで期待していなかった(すみません)のですが、実際観てみると感動で思わず涙が堪えられず。。
まだ観てない方の為にも、ネタバレなしで映画の感想、見所を綴っていきたいと思います。
あらすじ
まずはあらすじから。公式HPのリンクも貼っておきますので、気になる方はそちらにも。
まぶしいほどのスポットライトのなか、大歓声を浴びる大村孝志。人気も実力も兼ね備えたエースレスラーだったが、膝に大ケガを負って試合から長期離脱してしまう。 それから10年、かつての強さを取り戻せないでいる孝志は悪役レスラーとなり、客席からブーイングを浴びる日々を送っている。
妻の詩織は変わらず応援してくれるが、孝志は自分の仕事を9歳になった息子の祥太に打ち明けられずにいた。だがある日、偶然から祥太にバレ、 「わるもののパパなんて大嫌いだ」と言われてしまう。しかし、そんな孝志に、名誉を取り戻すチャンスが訪れる。かつての孝志に憧れていたトップレスラーのドラゴンジョージが、孝志をタイトルマッチの相手に指名したのだ。
自らのプライドと家族への愛のために、全く勝ち目のない戦いに立ち上がる孝志。果たして、孝志が決意したすべてを賭けた危険な技とは?
そして息子との絆を取り戻すことは出来るのか──?出典:パパはわるものチャンピオンHP
と、まあ、父と息子の感動ストーリーって雰囲気がプンプンしますよね。
もちろん私も家族愛にホロリときてしまったのですが、それと同時に最高のプロレス入門にもなっておりました…!
みどころ
①大迫力のプロレスシーン!
この映画、体感で上映時間の半分ぐらいがプロレスシーンです。笑
しかし侮ることなかれ、新日本プロレスの面々が演じているだけあって、それは紛れもない本物のプロレスなのです。
映画鑑賞をしているのかプロレス観戦をしているのか、なんとも不思議な体験でした。
②俳優陣も好演に感動
俳優陣の好演も、この映画の見所です。
主演の棚橋の演技には拙い部分もありつつも、誠実な父親を見事に演じきっていて非常に好感が持てました。
棚橋の脇を固める役者も豪華、でも最も印象的だったのはギンバエマスクこと田口監督でした。
パパわるグッズ
— ∞6田口隆祐9〜道標明〜∞ (@taguchiryusuke) 2018年9月21日
ゴキブリマスク
ギンバエマスク
ドラゴンジョージ
Tシャツ&タオル
ライオンプロレスTシャツ(白&黒)
試合会場でも販売してます
昨日は会場サイン会でしたので
ギンバエグッズにはギンバエマスクの
サイン入りました☆ pic.twitter.com/tSzAQ2lOoE
ゴキブリマスクのパートナーのギンバエマスクを演じているのですが、くたびれた中年ヒールレスラーという役どころが田口監督にピッタリ。(なんかすみません)
演技も非常に自然で、私の同行者(プロレス初心者)は俳優さんだと思ってしまったそうです。(棚橋よりも台詞が多いんじゃないかなあ笑)
田口監督は顔も整ってるし俳優業も始めたらいいのに。。
③自分の仕事に誇りを持てますか?
幼いころ、自分の将来の夢について語ったことを覚えておりますでしょうか?
ちなみに私の夢は宇宙飛行士でした。(視力が低下して早々に諦めるのですが。。)
でも大半の大人は、そんな夢も忘れて仕事に追われる日々。。
この映画で棚橋が演じる大村孝志は、大好きなプロレスを職業としているものの、ヒールレスラーという日の目を見ない役回りです。
ベビーフェイスがいれば反対のヒールがいるのは当たり前、でもこれって私たちの仕事も同じではありませんか?
時には自分を偽りながら社会の歯車として働く現代のサラリーマンは、大村孝志に共感せざるを得ません。
自分の夢ってなんだっけ?なんでこの仕事してるんだっけ?
鑑賞後はそんなことを自問自答してしまいました。
さいごに
「大事なのは勝つ事じゃない」
映画のポスターにも書かれているこの言葉、まさにプロレスの本質を突いています。
劇中でも似たセリフがありましたが、プロレスは如何にお客さんを盛り上げるかが非常に大事、ベビーフェイスもヒールも目指すところは一緒なんですよね。
だからこそプロレスファンは特殊で、推しレスラーを「ただ単に強いから」という理由だけではなく、「人間性に惚れた」「カリスマ性がある」等の様々な角度から好きになれるんです。
「プロレスは生き様だ」なんてよく言ったもんですが、勝ち負け以上の感動を表現できる場、それがプロレスなんじゃないですかねえ。
パパわるは、プロレスの素晴らしさと家族愛を改めて感じさせてくれる、最高のエンターテイメント作品でした!!
ブルーレイとか買っちゃうんだろうなあ。。
ご覧頂き有難う御座いました。